バロセロナ五輪(1992年)のボート競技に選手として出場した経験のある、新潟県阿賀町の元教育委員会係長、三留弘・(55)=阿賀町=が17日、10代の少女にわいせつな行為をしたとして再逮捕された。三留容疑者は今年1月、別の10代の少女にみだらな行為をしたとして児童福祉法違反容疑で逮捕されている。時事通信が伝えた。
同通信によると、今回の逮捕容疑は、今年1月上旬、関東地方の宿泊施設で10代の少女の体を触るなどのわいせつな行為をしたというもの。三留容疑者は容疑の一部を否認しているという。前回の逮捕容疑は、昨年12月中旬、関東地方の宿泊施設で別の10代の少女にみだらな行為をしたというものだった。
三留容疑者は阿賀町教育委員会の社会教育課に所属おり、1月中旬に自ら上司に申し出て、懲戒免職されている。新潟日報によると、阿賀町議会は2月上旬、三留容疑者の逮捕などの不祥事をめぐって、2月と3月、町長を減給30%、副町長、教育長を減給10%とする条例案を可決している。
三留容疑者はバロセロナ五輪出場後、旧津川町(現阿賀町)役場に就職し、阿賀町内の小中学校でボートの指導などをしていたという。バロセロナ五輪出場時には、NTTに所属し、漕ぎ手8人と舵手1人が乗る「エイト」という種目で、漕ぎ手として出場していた。