バロセロナ五輪(1992年)のボート競技に選手として出場した経験のある、三留弘・元新潟県阿賀町教育委員会係長(55)=阿賀町=が28日、10代の少女にみだらな行為をしたとして児童福祉法違反容疑で逮捕された。時事通信などが伝えた。
同通信によると、三留容疑者は昨年12月中旬、関東地方のホテルで、18歳未満と知りながら10代の少女にみだらな行為をした疑いが持たれている。
三留容疑者は阿賀町教育委員会の社会教育課に所属。今月12日に自ら上司に申し出、20日に懲戒免職されていた。
三留容疑者はバロセロナ五輪出場後、旧津川町(現阿賀町)役場に就職し、阿賀町内の小中学校でボートの指導などをしていたという。バロセロナ五輪出場時には、NTTに所属し、漕ぎ手8人と舵手1人が乗る「エイト」という種目で、漕ぎ手として出場。タイムは5分51秒53で13位だった。新潟県ボート協会のホームページによると、同協会の理事(強化・普及)を務めている。
懲戒免職時の同通信の報道によると、三留容疑者は「してはいけないことをしてしまった」と話していた。