岐阜県土岐市立泉中学校の元校長である桐井雅康容疑者(63)=同県瑞浪市=が25日、自宅のパソコンに児童ポルノ動画を所持していたとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列目的所持)容疑で現行犯逮捕された。時事通信などが伝えた。
同通信によると、桐井容疑者の自宅にあったパソコンにはファイル共有ソフトが入っており、児童ポルノ動画をインターネット上で閲覧可能な状態にしていたとみられている。逮捕容疑は、18歳未満の少女が性行為をする様子が映る動画ファイル1本を、インターネット上で公開する目的で所持していたというもの。
岐阜県警が昨年12月、サイバーパトロールをしていた際に動画を発見。産経新聞によると、IPアドレスを追跡するなどし、桐井容疑者を割り出した。動画自体は、ファイル共有ソフトで別の人から受け取ったものとみられるという。
同紙によると、桐井容疑者は2013年3月まで土岐市立泉中学校の校長を務めていた。現在は、土岐市教育相談適応指導教室室長や、NPO法人いわむら一斎塾編集室長を務めている。