ファイル共有ソフト「eMule(イーミュール)」を使い、児童ポルノ画像をインターネット上に公開したとして、茨城県日立市に住む会社員、中原信一容疑者(56)が5日、児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列)容疑で逮捕された。産経新聞が伝えた。
同紙によると、中原容疑者は「性的な興味があった」と容疑を認めており、児童ポルノ画像を1000枚ほど持っていると話しているという。
逮捕容疑は昨年11月、自宅のパソコンを使い、「eMule」で児童ポルノ画像をインターネット上に公開した疑い。群馬県警のサイバーパトロールで発覚し、同県警が逮捕した。
「eMule」は、マイクロソフトのOS「ウィンドウズ」上で動作するオープンソースのファイル共有ソフト。「P2P(ピアツーピア)」と呼ばれる通信方式を用いたファイル共有ソフトでは、世界的なシェアがあるという。
児童買春・ポルノ禁止法では、児童ポルノの公然陳列について、「児童ポルノを不特定若しくは多数の者に提供し、又は公然と陳列した者は、5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する」と定めている。