クリスマスイブのミサでホバーボードを使用していたフィリピンの司祭が、聖体拝領で「無礼を働いた」としてローマ・カトリック教会サンパブロ教区により資格を停止された。
GMAニュースの報道によると、ラグナ州ビニヤンにある奇跡のメダル教会のアルベルト・サン・ホセ司祭が、先週のクリスマスイブのミサで、ホバーボードに乗って動き回る姿が撮影された。
動画が公開されたが、ホセ司祭の行動はサンパブロ教区から非難され、このことについて反省するために「しばらくの時を過ごす」ことが後に発表された。
「それは間違いでした」と教区のフェイスブックページの投稿にはある。
「聖体拝領には最大限の敬意と崇敬が払われる必要があります。主の犠牲の記念です。クリスチャン生活の源であり極致です。教会の礼拝の最も崇高な形です。従って、聖体拝領は誰かが気まぐれに、人々の関心を引くような要素を取り入れられるような個人的な記念ではないのです」
司祭は現に起きたことについて謝罪しており、これが「モーニングコール」のようなもので、同様のことを2度と起こさないことを約束した。
「彼は教区から離れ、過去の出来事を反省するためにしばらくの時を過ごす予定です。起きたことについて謝罪したいと望んでいます」と教区は投稿した。
BBCニュースによると、この動画はカトリック保守派のグループ「ノヴス・オルド」によってインターネットに投稿された。「ノヴス・オルド」は、司祭の行動は「主と全ての貧しい魂の救いに対する完全で全般的な無礼だ」と主張した。「歌うことすらできないはずです」
他のSNSのユーザーはホセ司祭を擁護したが、教会でホバーボードを使うことは「ただの楽しみ」だと論じた。
「私はローマ・カトリックの信者ですが、定期的にミサに出ているわけではありません。もしこの方のような司祭がもっといるなら、ミサに戻りたいと思わされたかもしれません。伝統を叫ぶなら、熱心なカトリックのほとんどですら失うでしょう」とカナダ在住のロブ・トレイナーさん。
CIAのファクトブックによると、フィリピンの人口の82・9パーセントがカトリック信者だ。