クリスマスイブのミサでホバーボードを使用したアルベルト・サン・ホセ司祭が、ローマ・カトリック教会サンパブロ教区により資格を停止されたことは、教皇の「いつくしみの特別聖年」の精神に反するとして、ソーシャルメディアのユーザーが教会に抗議した。
ホセ司祭の動画がユーチューブに投稿され、視聴数が数百万に上ったことを受け、フィリピンのサンパブロ教区は、司祭がこの行動について謝罪し、「反省する時間」を持つために教区から離れたことを発表した。批判者は、ミサでの無礼を非難し、賠償を求めた。
ラグナ州ビニヤンにある奇跡のメダル教会のホセ司祭は、クリスマスイブのミサの閉祭前、教区に寄贈されたホバーボードに乗って歌いながら動き回ったことについて、コメントを固辞した。しかし、ソーシャルメディア上では、司祭に対する支持が広まっている。
駐ロンドンバハマ副高等弁務官のアリソン・ブッカー氏はツイッターに、「司祭様は福音を広める熱意をもってホバーボードに乗られました。いつくしみの特別聖年に当たって、全てが赦(ゆる)されました」と投稿した。
いつくしみの特別聖年は昨年12月上旬、神の赦しと憐れみを強調する教皇フランシスコの使命によって始まった。