バチカンは2日、パレスチナを国家として承認する両者間の包括協定が発効したと発表した。
この包括協定は、バチカンとパレスチナ国家が昨年6月に署名したもの。共同声明には、「この協定が発効するための憲法上ないし内部の規定が満たされたことを両者が書面においてお互いに通知したときに、この協定は発効する」と述べられていた。
同協定は「パレスチナにおけるカトリック教会の生活と活動が持つ不可欠な諸側面を尊重する一方、同時にこの地域における紛争の交渉による平和的解決のための支援を再確認する」としている。
両者による公式発表(本紙による日本語訳、非公式)は次の通り。
バチカンとパレスチナ国家の協定の発効
2015年6月26日に署名されたバチカンとパレスチナ国の包括協定に関し、バチカンとパレスチナ国家は、同規定の第30条の条件のもと、その発効のための手続きに関する規定が満たされたことをお互いに通知した。
この協定は、全文と32の条項からなり、パレスチナにおけるカトリック教会の生活と活動が持つ不可欠な諸側面を尊重する一方、同時にこの地域における紛争の交渉による平和的解決のための支援を再確認する。