安全保障関連法に反対する学生グループ「SEALDs(シールズ)」の中心メンバーである奥田愛基(あき)さんや奥田さんの家族の殺害予告が昨年9月にあった事件で、神奈川県警は5日、愛知県在住の19歳の少年を脅迫容疑で逮捕した。NHKが伝えた。
奥田さんは昨年9月28日、自身のツイッターに「学校の方に、僕と家族に対する殺害予告が来ました。なんか、僕だけならまだしも、なんで家族に対してもそうなるのか・・・。何か意見を言うだけで、殺されたりするのは嫌なので、一応身の回りに用心して、学校行ったりしてます。被害届等、適切に対応してます」とコメント。奥田さんが通う明治学院大学(明学大)に、殺害を予告する脅迫状が送られてきたことを明かしていた。
明学大もこれを受け、「言論の自由に対して許しがたいこと」などとする文書を発表していた。
一方、当時の報道によると、脅迫状は初め、明学大と2文字違いの明治大学(明大)に送られ、明大が警察に通報、送られてきた脅迫状を明学大に送付していた。
NHKによると、奥田さんからの被害届を受けていた警察が捜査した結果、少年が事件に関わった疑いが強まったとして逮捕に踏み切ったという。