東京都三鷹市の市立小学校に勤務する男性教諭、熊澤正通容疑者(38)が、小学生の男児を裸にし、みだらなポーズを取らせてデジタルカメラで撮影したとして、強制わいせつと児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)容疑で逮捕されていたことが、25日までに分かった。TBSなどが伝えた。
報道によると、熊澤容疑者は「子ども会」などと称して課外活動だとし、週に1回程度、勤務する小学校や他校の児童を自宅などに集め、裸の写真を撮影していたとみられている。またこうした行為は、数年前からあったとみられ、熊澤容疑者の自宅からは複数の男児の裸の写真が見つかったという。警察は、裸を撮影された男児は小学校低学年から中学年までの数十人に上るとみて捜査している。
逮捕容疑は、今年5月に学校外で小学生の男児を全裸にして撮影したというもので、今月、児童の保護者が警察に相談して発覚した。
一方、熊澤容疑者をめぐっては、担任を務めるクラスの女児をひざの上に乗せたとして、昨年秋ごろに保護者から苦情を受けていたという。その際、三鷹市教育委員会は、女児を無理にひざに乗せたわけではなく、反省しているとし、口頭での厳重注意にとどめ、同じクラスの担任を継続させていた。男児の撮影については把握していなかったという。
時事通信によると、熊澤容疑者は容疑についてあいまいな供述をしているという。