【CJC=東京】教皇フランシスコがメキシコを2016年に訪問すると、メキシコ司教協議会とバチカン(ローマ教皇庁)が確認した。
プエブラ補佐司教のユーゲニオ・リラ・ルガルシア司教協議会事務局長が、カトリック・ニュースサービス(CNS)に語った。ただ詳細は未定としている。
バチカン(ローマ教皇庁)報道事務所長のフェデリコ・ロンバルディ神父(イエズス会)もテレビサ・ネットワークに明らかにした。旅行は16年前半に行われ、首都メキシコ市にも立ち寄るという。
身代金目当ての麻薬組織による殺人や誘拐が多発するなど世情不安が取りざたされるメキシコだが、教皇は、カトリック信徒の多いフィリピンを訪問以来、同様のメキシコ訪問も検討していた。
教皇は世界でも巡礼者が多く訪れる「グアダルーペの聖母」聖堂訪問とともに、米国への移住を望む「移民への友愛と援助のしるし」としてメキシコから米国へ歩いてわたる希望を述べていた。