ゴスペル歌手の市岡裕子さんをゲストに迎えた「聖書と音楽の出会い・富山」(日本聖書協会主催)が11日夜、富山市中心部にある北日本新聞ホールで開催された。「聖書と音楽の出会い」は、音楽を通して聖書に親しんでもらうことを目的に、クリスチャン歌手や音楽家をゲストに招き、同協会が毎年開催している。全国各地を巡回しながら既に10年以上行われているもので、毎回、教団・教派を超えて地域の多くの教会の信徒や教職者、キリスト教主義学校の生徒・学生らが来場する。また、ノンクリスチャンを誘いやすいと好評で、伝道の場としても活用されている。
この日は平日の夜にもかかわらず、若者から子ども連れの家族、高齢者など、幅広い世代の約200人が来場した。市岡さんは、自身の救いの証しを交えた力強いゴスペルを歌い、来場者を魅了。「Jesus Loves Me(主われを愛す)」から始まり、大阪弁で歌う「My Life is in Your Hands」まで、アンコールを含めて7曲を歌い上げ、客席は大きな拍手で沸いた。
公演後に寄せられたアンケートには、「力強いメッセージがよく伝わり、神を賛美することが大切であることがよく分かった」(60代女性)、「頑張ろうという力が与えられました。ありがとうございました」(40代女性)と、ゴスペルを通して神の愛に触れたという感想が多く寄せられた。
同協会は、2016年も「聖書と音楽の出会い」を行う予定。