キリスト教の世界的な伝道者ビリー・グラハム氏(96)と、故ルース夫人(享年87)の72年前のウェディング写真が公開された。
ビリー・ルース夫妻の長男で、同じく伝道者として活躍するフランクリン・グラハム氏(63)は12日、8月13日が両親の72回目の結婚記念日だとして、米ノースカロライナ州モントリートにあるモントリート大学のゲイザー・チェペルで挙式したビリー・ルース夫妻の写真を、自身のフェイスブックで公開した。
白黒の写真には、ズボンは黒、上着は白というタキシードに身を包んだビリー氏と、白のウェディングドレスを着たルース夫人が腕を組み、互いに見つめ合っている姿が写っている。
フランクリン氏は写真と共に、「父は、この日よりも母を愛することがあるとは想像もしなかったが、時がたつにつれ、過ぎ行く日々の中でさらに母を愛していたことを知るようになったと語っていました。これは本当に真実です。母が亡くなって8年になりますが、父は母を懐かしみ、天国で再び一緒になれることを楽しみにしていると、今も私に話します。キリストを中心にした素晴らしい家庭の見本に感謝します」とコメントを添えている。
1918年11月7日、ノースカロライナ州の農場で生まれたビリー氏は、16歳の時、伝道者モルデカイ・ハムの説教を聞き信仰を持つようになった。大学卒業後、43年にルース夫人と結婚。大衆伝道者として国内外を飛び回り、世界中で福音を伝えた。また、多くの米大統領の就任式で祈祷を担当した。日本では、56年、67年、80年、94年の4回、伝道大会を開催している。