世界的な伝道者ビリー・グラハム氏が、ある悩みを持った人が尋ねた、キリストに従うはとは何かという質問に答えた。14日に回答が公開され、それを読んだ多数の人をも励ました。
「T. M.」とだけ名乗るその人物は、「KansasCity.com」というウェブサイト上でグラハム氏に、イエスに従うことは何を意味するかを尋ねた。
「私の生活はとても忙しく、祈りに数時間もかけることは想像できません。聖人のように信仰の篤(あつ)い人はそうしているのではないかと思いますが」と T. M. さん。 この問い掛けにグラハム氏はまず、全ての人が祈りの働きに召されているわけではないと説明した。
「まさにあなたがおっしゃるようなことをするよう、神に召されている人々もいます。何年もの間、そういった方に会うと謙遜な気持ちにさせられます」とグラハム氏。「天国に着いたとき、そのような方々が神の御業の中でどれほど重要なのか、きっと私は発見するでしょう」と言う。
そして、今月96歳になったグラハム氏は、その後キリストに従う者であることの意味を説明した。
「まずはじめに、キリストを救い主であり、神であるとし、(キリストに)自分を委ねることを意味します」とグラハム氏。「このことは、私たちが自分の人生を支配しようとするのではなく、キリストに人生の主人になってほしいと願うことを意味します。あなたの人生の支配を彼にゆだねましたか?」と尋ね返す。
そして、「キリストに従うことは、私たちが毎日神に従おうと努めることも意味します。神は何が私たちにとって最善かご存知で、どのように私たちに生きてほしいか、御言葉である聖書の中で語っていらっしゃるからです」と語った。そして、「このことは、毎日あなたの人生の一部となっていますか。そして、その真理があなたの知性と心を形作ることを許していますか」と再び尋ね返した。
グラハム氏は、「最後に、キリストに従うことは、彼の目を通して他の人を見ることを意味します」と言い、「キリストはとてもこの世界を愛しているので、私たちの救いのために進んで命を与えようとしたのです」と語った。
続けて、「聖霊は私たちをキリストの愛で満たしていますか。そしてキリストのために他の人に接しようと努めていますか」「聖書は、『ですから、愛されている子どもらしく、神にならう者となりなさい。また、愛のうちに歩みなさい。キリストもあなたがたを愛して、私たちのために、ご自身を神へのささげ物、また供え物とし、香ばしいかおりをおささげになりました』(エペソ5:1〜2)と語っています」と語った。
グラハム氏は、新しい動画「Heaven(天国)」を、自身の96歳の誕生日である11月7日に公開した。動画は現在、ウェブサイト「MyHopewithBillyGraham.org」(英語)で観ることができる。