世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会は7日、福島のコミュニティーづくりを支援する「フクシマコミュニティづくり支援プロジェクト」の今年度第1期支援先を発表した。東日本大震災以降、福島に関係するコミュニティーの再生・活性化を図る活動を行う20団体に対し、同委員会から総額約400万円が支援される。
20団体のうち、キリスト教系の団体は、日本改革派教会名古屋岩の上教会(愛知県)の「東日本大震災ディアコニア支援室」。同団体は、2011年5月以降、継続して年に4回ほど相馬市や南相馬市の仮設住宅を訪れ、夏祭りなど子どもの外遊びや、集会所でのカフェ活動を行っている。
このプロジェクトは、昨年10月に同委員会が震災復興支援の一環として立ち上げた。原発事故に伴い避難生活が長期化している福島で、コミュニティーづくりを促進し、活性化させ、自治力向上を図る活動を行っている団体が支援対象。1団体につき、20万円以内の活動支援を行う。
昨年度は2期に分けて支援先団体の募集を行ったが、今年度は4期に分けた支援が計画されている。第2期の応募期間は8月3日から9月11日まで。結果は選考委員の審議を経て、9月中旬ごろに発表される予定。
プロジェクトの詳細はこちら。問い合わせは同委員会(電話:03・3384・2337、担当:篠原)まで。