【CJC=東京】カトリック教会の救援・開発機関、国際カリタス総裁のルイス・アントニオ・タグレ枢機卿(マニラ大司教)は19日、教皇フランシスコが18日に発表した回勅「ラウダート・シ」について、今後のカリタスの活動を長く勇気付けるものと歓迎の意向を伝えた。
カトリック・ワールド・ニュースによると、タグレ枢機卿は、「ゴミの山の上で生活している人たちの所を訪問する。子どもたちはゴミの中で生まれ、成長し、そこで死ぬ。自分をゴミのように感じている」として、「これは神の創造ではなく、人間が生み出したものだ。教皇フランシスコは、この現実に目を向けるよう全ての人に呼び掛けている。多くの害を引き起こしている経済構造を変え、他者と世界に対する私たちの責任を再び引き受けるために、新しいライフスタイルを目指すよう呼び掛けている」と語った。