上智大学は14日、一般社団法人共同通信社と教育連携に関する協定を締結した。これにより、同大はジャーナリズム教育を通した国際相互理解の促進を目指すとともに、海外でのインターンシップなど、より実践的な学びの機会を学生らに提供する。
今回の協定締結により、インターンシップの実施や授業・セミナーなどへの講師派遣、共同のプロジェクト・研究活動の実施など、さまざまな分野で協力が可能となる。インターンシップについては、早速この夏から同大の学部高学年生を対象にして、同社のニューヨーク、ワシントン両支局で実施を予定している。
日本で最初の新聞科を設立した同大は、約80年間にわたって日本におけるメディア研究、ジャーナリズム教育のさきがけとしての役割を担ってきた。また、昨年度には、文部科学省のスーパーグローバル大学創成支援事業で「グローバル化牽引型大学」に選ばれ、国際機関とのネットワーク拡大を図るとともに、国際分野でのキャリア構築を目指す学生を支援する教育プログラムを充実させている。
共同通信社は、国内・海外のニュースを日本国内の新聞社やNHK、民間放送局、海外メディアなどに配信している通信社。今回の協定により実施されるインターンシップでは、世界経済・金融の中心地であるニューヨークと、国際政治の要所であるワシントンにある同社の両支局で、実際の業務を体験し、実践的な学びを深める。