【CJC=東京】米メディア「CNN」の報道によると、キューバ西部の小さな町サンディーノに、1959年のキューバ革命以来初のカトリック教会が建設されることが明らかになった。
カトリック教会は、「革命」によりフィデル・カストロ氏が最高指導者に就任し、キューバが正式に無神論国家になってから56年間、建設が中断されていた。革命政府の下、各宗教の信者らはさまざまな疑いがかけられた。特にカトリック教会は、カストロ氏に打倒されたバティスタ政権に過剰に同情的とみなされ、信者らは政府から迫害を受けた。革命の初期、カトリックの神父数千人が投獄されたり、亡命を余儀なくされたり、さらに教会の資産もキューバ政府に没収された。
しかし2014年12月、ラウル・カストロ国家評議会議長は、教皇フランシスコの仲介で、キューバと米国の囚人の交換や国交正常化が実現したことに感謝の意を示した。
CNNはカトリック教会の関係者らの話として、キューバ政府が今年に入り、これまで門前払いだった新たな教会の建設許可申請を承認し始めたと伝えている。