【CJC=東京】米国で教会内にマクドナルド・レストラン開店の権利を獲得するため100万ドル(約1億2000万円)募金が行われている、と英紙ミラーが報じた。
「マックマス・プロジェクト」という募金計画を始めたのは教会関係のデザイン会社「ルックス・デイ」のクリエーティブ・ディレクター、ポール・ディルッカ氏たち。ニュージャージー州内かペンシルベニア州フィラデルフィアでの開店を目指している。
「キリスト教は今の聞き手を捉えることができない。教会にはデザイン思考が欠けており、改革も不十分だ」と同氏。「ばかげたアイデアと思う人が多いだろうということは分かっている」という。それでもこの計画を打ち出したのは、教会に活発さを取り戻し、交流と文化活動のセンターにしようという願いからで、米国で毎年300万人もが教会から離れて行くのを見てのこととか。
肝心のマクドナルド社は、教会の昔ながらの雰囲気には合わないのではないか、と懐疑的のようだ。しかし「マックマス・プロジェクト」は、キャンペーン用のシャツも用意し、自信も見えている。まずは募金の成果を見てのことか。