【CJC=東京】米メディアによると、聖書をホテルの客室に残したとして、この5月から北朝鮮に拘束されていた米国人ジェフリー・フォウル氏(56)が21日釈放された。
フォウル氏は22日、オハイオ州マイアミズパークの自宅に戻った。同氏は、聖書を残したのは意図的で、それが北朝鮮では違法行為であることは知っていた、と言う。
北朝鮮にはなお米国人が2人拘束されている。ツアーオペレーターのケネス・ベー氏は、宗教的活動に従事したとして強制労働15年の刑に処せられ、すでに2年近く拘束中。マシュー・ミラー氏(24)はこの4月に北朝鮮に入国、査証を破り、亡命を求めたが、強制労働6年を言い渡されている。