長崎市は21日、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が世界文化遺産に登録された際の経済効果の推計を明らかにした。西日本新聞が22日報じた。
同市が委託した地元研究機関の調査によると、登録初年度に教会群には11万~26万人の観光客が訪れ、39億4千万~100億9千万円の経済効果が期待されるという。
また、クリスチャン人口の多い韓国の格安航空会社「ジンエアー」は、教会群がある長崎への観光客増加を見込み、長崎~ソウル間の増便を12月から行うことを決定しており、これも経済効果への追い風となりそうだ。
同紙によると、長崎市は今後、案内板やトイレ、駐車場を整備するなど、観光客の受け入れ態勢を強化する方針。
来月7日には、バチカンの駐ユネスコ大使、フランチェス・フォロ氏による講演会(参加無料)も市内で行われる予定。詳細は長崎市のホームページで。