では皆さん、これから聖霊の声が分かるためにする簡単な二つのことをしていきましょう。まず、聖霊を受けていない人は聖霊を受けてください。求めれば受けられます。そして、
1)みことばを学ぶ。
2)聖霊との交わりをしていく。
「御霊も同じようにして、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、どのように祈ったらよいかわからないのですが、御霊ご自身が、言いようもない深いうめきによって、私たちのためにとりなしてくださいます。人間の心を探り窮(きわ)める方は、御霊の思いが何かをよく知っておられます。なぜなら、御霊は、神のみこころに従って、聖徒のためにとりなしをしてくださるからです」(ローマ8:26~27)
私たちは問題の中にあって、どのように祈っていいのか分からない、どのような解決の祈りをしていいのか分からない。その時、御霊ご自身が言いようもないうめきによってパーフェクトな祈りをしてくださる。
27節「なぜなら、御霊は、神のみこころに従って、聖徒のためにとりなしをしてくださる」。これをしているなら、聖霊との交わりをしています。
霊の祈り、それは異言の祈りです。二種類の祈りがありますので、私たちは聖霊の祈りもしていきましょう。そうすると、霊と交わっているので段々と分かってきます。聖書を読み、長い異言の祈り、仕事をしながらもできますし、家事をしながらもできます。これをたくさんしている人は段々聖霊との交わりが長くなるので分かってきます。
「ではどうすればよいでしょう。私は霊において祈り、また知性においても祈りましょう。霊において賛美し、また知性においても賛美しましょう」(Ⅰコリント14:15)
私たちが異言で祈るなら霊が祈ります。日本語で祈るのは知性の祈りです。頭を使っての祈りです。霊の祈りと知性の祈り、二つの祈りをしていきましょう。この霊の祈りをすることで聖霊との交わりが深くなっていくのです。
では、神様の究極の目的を最後にお話しします。
サウルの上に神の霊が降りました。しかし、とどまらなかった。ですが、神様はそれを通して、私たちに究極の歩みをしていってほしいと思っているのです。
神の霊がとどまっていく、究極の目的。神はイエスを十字架につけました。それはなんのためでしょうか。のろいを解くためでしょうか。神はある目的のためにそれをしました。
「キリストは、私たちのためにのろわれたものとなって、私たちを律法ののろいから贖(あがな)い出してくださいました。なぜなら、『木にかけられる者はすべてのろわれたものである』と書いてあるからです。このことは、アブラハムへの祝福が、キリスト・イエスによって異邦人に及ぶためであり、その結果、私たちが信仰によって約束の御霊を受けるためなのです」(ガラテヤ3:13~14)
イエスが十字架についたのは、私たちの罪、アダムの罪を解決して、そののろいから解放する。そして、永遠のいのちを持つ。アブラハムの祝福が私たちにおよぶ、というよりももっと大きな祝福、私たちが、御霊を受けること。聖霊を受けていくということ。これが神の究極の計画であったのです。
ルカ11:13に「なおのこと、天の父が、求める人たちに、どうして聖霊を下さらないことがありましょう」とありますので、受けてない方は求めてください。そうすれば神の霊を受けて神に導かれる者となっていきます。
聖霊に導かれて、進んでいきましょう!(終わり)
■ 聖霊との交わりとは:(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)
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徐起源(そう・きうぉん)
ERM聖書学校校長。恵那クリスチャンセンター(岐阜県恵那市)牧師。恵那レーマミニストリー代表、愛知県一宮市の超教派聖会「ワールド・リバイバル・カンファレンス」の理事・講師を務めるなど、その活動は多岐にわたる。同校本部の岐阜県恵那市に加え、京都、岡崎(愛知)、沖縄、立川(東京)など全国数カ所で聖書学校、聖会をおよそ月1回のペースで行っている。インターネット聖書学校、通信聖書学校等も現在開講中。※画像は恵那レーマミニストリーのロゴ。
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