聖霊を受けたら、私たちはイエスの証人となれるのでしょうか。先程のヨハネの福音書14章16節に、「もうひとりの助け主」とあります。聖霊とは、イエス様と同じ方なのです。
イエスがアメリカにいたら、イエスに私たちは直接会うことはできません。触れることができませんが、一人ひとりに神の義があり、イエスが、あなた方の中にいるなら、24時間交わり、イエスと同じ霊と交わっていくのです。
「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります」(ヨハネ14:16)
もう一人とは、ギリシャ語ではアロスという言葉です。全く同じの、という意味です。イエス様と全く同じ方、これが聖霊様です。イエス様が言っていることと、聖霊様が言うことは全く同じです。
「しかし、助け主、すなわち父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます」(ヨハネ14:26)
聖霊は、イエスが語った全てのことを思い起こさせてくださる。ですので、聖霊の賜物の一部が現れたという、聖霊のバプテスマを受けたという体験だけで終わってはいけないのです。私たちは、聖霊様と交わり、聖霊様に教えられていくのです。皆さんが聖書を読むとき、頭で読むと理解しにくいのです。神を知る知恵と啓示の御霊(みたま)が与えられたとき、理解できるのです。ですので、聖書を読むときには、「聖霊様、教えてください」と、祈ってください。
世の中の人はなぜ神が分からないのか。それは聖霊と交わっていないから、聖霊を知らないからです。ヨハネの福音書14章17節に戻ります。「その方は、真理の御霊です。世はその方を受け入れることができません。世はその方を見もせず、知りもしないからです」
世の中の人、神を信じない人は聖霊が分かりません。まず、聖霊は信じた者に降ってくるものです。まず、未信者は受け入れる態勢がない。聖霊と直接交わることができないのです。イエスが分からない。でも、聖霊が来たとき、理解できるようになっていくのです。17節の終わりに「その方はあなたがたとともに住み、あなたがたのうちにおられるからです」と、書いてあります。
もう一つ聖霊について見ていきます。
聖霊が来ると、あることを教えてくれるのです。もし、聖霊が教えてくれなければ、正しく理解できないか、区別がつかないのです。異言を語って、聖霊を体験したというようなことで終わらないで、もっと聖霊様と交わっていきましょう、ということをお話しできたらと思っています。聖霊様は教えてくれる方、会話できる方なのです。
どうして私たちは迷うのでしょうか。それは思いには、「神の思い」「自分の思い」「サタンの思い」の3つがあるからです。あなたが聖霊の思いが分かれば、その声に従っていけばいいのです。ところが、クリスチャンといえども、聖霊と親しく交わっていないと、その思いが主の導きかどうか分からなくなってしまうのです。(続く)
■ 聖霊との交わりとは:(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)
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徐起源(そう・きうぉん)
ERM聖書学校校長。恵那クリスチャンセンター(岐阜県恵那市)牧師。恵那レーマミニストリー代表、愛知県一宮市の超教派聖会「ワールド・リバイバル・カンファレンス」の理事・講師を務めるなど、その活動は多岐にわたる。同校本部の岐阜県恵那市に加え、京都、岡崎(愛知)、沖縄、立川(東京)など全国数カ所で聖書学校、聖会をおよそ月1回のペースで行っている。インターネット聖書学校、通信聖書学校等も現在開講中。※画像は恵那レーマミニストリーのロゴ。
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