【CJC=東京】ナイジェリアの最大都市ラゴスで12日午後、「預言者」を名乗るテレビ宣教師、T・B・ジョシュア氏の教会敷地内にある2階建ての宿泊施設が倒壊、少なくとも440人が死亡した。
これまでに130人が救出されたが、まだ多くの信者らががれきの下敷きになっていると見られる。
倒壊した宿泊施設は、国外から来た信者のためのもの。増築工事中で、建物の基礎を強化せずに増築工事を始めたことが倒壊につながった可能性もある。
事故発生当初、救急隊が敷地に入るのを信者らが妨害、翌13日になって活動を許可したという。
ジョシュア氏は14日、現地紙とのインタビューで、建物の上空で低空飛行を繰り返していた航空機が崩壊に関与したのではないかと述べた。
同氏は病気を治したり未来を予知したりする能力があると主張、ナイジェリアをはじめ世界各地に多数の信者を持つ。教会での説教には毎週、数千人の信者が集まり、その模様は独自のテレビ局から実況中継されていた。