今週ミズーリ州スプリングフィールド市には、アッセンブリーズ・オブ・ゴッド(AG)教会100周年の祝いに参加するため、国際的な要人も何人か含め、何千人もの人々が集まる予定だ。AGは世界中で最も急速に伸びているプロテスタント教会の1つで、ペンテコステ派の中では最大の教団である。
「我々の教団にとって大きな行事で、全米、世界中から参加者が集います」と、AG総監督ジョージ・ウッド博士は語ったと、オザークス・ファースト紙は伝えた。「伝道に強く焦点を当てています。主イエス・キリストの福音を、まだ主を知らない人々と分かち合うことです」
ジョージ・ウッド博士の他、主なメッセージは国際的なスピーカーによって語られる予定だ。例えば、韓国のヨン・モク・チョウ氏、スペインのフアン・カルロス・エスコバル氏、ロシアのエドワルド・A・グラボヴェンコ氏、マラウィのラザルス・チャクウェラ氏、タンザニアのバルナバス・ントカンバリ氏、インドのイヴァン・サチャヴラタ氏、ブラジルのホセ・ウェリントン氏、スイスのマックス・シュレファー氏などだ。アメリカ代表のスピーカーとしては、例えば、ハル・ドナルドソン氏、ジョン・リンデル氏、ウィルフレド・「チョコ」・デ・イェズス氏、ナム・スー・キム氏、ジェイソン・フレン氏(ラテンアメリカで宣教)、ルーマニアへの宣教師レーガン・グルゴッシュ氏などが挙げられる。
参加する国際的な要人としては、例えば、ガーナのジョン・ドラマニ・マハマ大統領がいる。大統領は8月7日、イベントの初日の夕方に、特別ゲストとして招かれた。大統領は8カ国を操り、著作も広く出版されている。
「アメリカン・アイドル」の2013年のシーズンでファイナリスト3位であった、アンジー・ミラーさんが、8月10日日曜夜のグランド・フィナーレで賛美をリードする予定だ。
AG自身が伝えるところでは、AGは宗派としての目覚しい成長を祝うのだという。この100年の間に、AGはアーカンサス州ホット・スプリングス市の牧師300人という規模から、今や世界中に36万6千件の教会を持ち、6750万人以上の信者が集う規模へと成長した。アメリカでは24年連続で増加を記録し、特にミレニアル世代の中では21パーセントもの増加が見られたと、AG自身が伝えている。また、アメリカのAG信者54パーセントは、35歳未満で、40パーセント以上はマイノリティであるという。
AGは190カ国にあり、世界中に6750万以上の信者を抱えている。スプリングフィールド市に今週集まる参加者は、世界120カ国を代表している。
「アメリカの宗教的分布は、人種によって分かれることが多い中で、AGはどんどん多様になってきています」と、イベント関係者は語る。「AG信者の非白人エスニック・マイノリティ比は40パーセント以上で、アメリカの全人口におけるマイノリティ比37パーセントよりも少し上回っています。100周年記念イベントでは、ニューヨークを拠点とする韓国人教会の100人の聖歌隊やヒスパニック系の伝道におけるリーダー、ウィルフレド・デ・イェズス氏によるメッセージなども予定されています」
1914年、AGの創設者達は「世界最大の福音主義」を掲げて、運動を始めた。100年経った今、AGは「人権」というグローバルな課題と共に、同じスローガンを再度掲げている。「AGは世界中の社会的正義や人権問題にも積極的に取り組みますが、最も重要な人権は、誰もが福音を明確に聞き、福音に答える機会を得られることだと信じています」と、イベント関係者は語る。
歴史的な瞬間に向けて、アメリカ中の何百というAG教会が自分の教会でこの100周年記念イベントのビューイングを行おうと、登録している。アデリタ・ガルザ牧師がスペイン語視聴者のホストを務め、AG総務局長ジェームズ・ブラッドフォード氏が英語版のホストを務める。
8月10日のイベントライブは、1050万人が視聴するだろうと予測されている。スプリングフィールド市でイベントに実際参加する人々、あるいはアメリカ中の教会で視聴する人々を含めると、何千人という規模になるが、さらにウンシオンTVがラテンアメリカにこのイベントを放送する予定だ。ラテンアメリカには3千万人以上の信者がいる。一方、AG信者1700万人以上のアフリカには、その全土でLMTVがイベントの模様を放送する予定だ。