【CJC=東京】教皇フランシスコは13日、日曜日のミサで、パレスチナ自治区ガザでの戦闘激化を懸念し、イスラエルとパレスチナ双方や国際社会に「平和実現へ具体的な姿勢」を示すよう訴えた。
国連の潘基文事務総長も同日、「安保理の停戦要求にもかかわらず、事態は悪化する一方で危機感を募らせている。今すぐ戦闘をやめ、これ以上被害者を増やさないでほしい」との声明を発表した。
声明では「イスラエル市民を対象にした、ハマスのロケット弾発射は国際法違反」と指摘する一方、イスラエル軍の軍事作戦についても、「パレスチナ市民への影響を深く憂慮する。地上攻撃はさらに犠牲者を増やすのは疑いないこと」と懸念を表明している。