【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)が、悪魔払いの祈祷を行う司祭約250人で結成している「国際エクソシスト協会」を正式認知した。
バチカン機関紙「ロッセルバトレ・ロマノ」は1日、聖職者省が同協会の定款を承認、教会法によって認知した、と報じた。ただ公式組織としてではなく信徒団体としてのものだという。
バチカンが同協会を認知した背景には、悪魔の存在とその活動を無視出来なくなった、霊的癒しを求める信者が増えてきたことなどがあると見られる。
教皇フランシスコは前任者より「悪魔」について頻繁に言及、昨年には4悪霊に取り憑かれたとされる男性の頭に手を置き、悪魔から解放される祈りを述べた、とエクソシスト側は述べている。
同協会会長のフランチェスコ・バモンテ司祭は、バチカンの認知を歓迎、「悪魔払いは慈善の一つであり、悩める人のためのもの」とロッセルバトレ・ロマノ紙に語った。