墨汁を郵便ポストに投げ入れ、郵便物を汚したなどとして、警視庁保安課などは7日までに、郵便法違反容疑で、東京都福生市の病院事務員の男(39)を逮捕した。男は、職場でのストレスを忘れるためにやったなどと供述し、容疑を認めているという。時事通信などが伝えた。
容疑は5月28日、福生市内にある郵便ポストに墨汁が入った袋を投入し、封筒やはがき10通などを汚した疑い。また、6月2日には同市内の別の郵便ポストに菓子パンの袋を捨てたことでも容疑が持たれている。
福生市周辺では4月から同様の被害が相次ぎ、13カ所の郵便ポストで計30件被害が発生している。郵便ポストに投げ入れられたのは、墨汁以外にケチャップやソースなどもあり、計845通の郵便物が汚された。
警察は、これらの被害についても男の犯行とみており、裏付けを進めている。