米芸能サイト「TMZ」が単独で伝えたところによると、カナダ出身のポップミュージシャンであるジャスティン・ビーバー(20)が最近、友人宅の浴槽で洗礼を受けたという。ジャスティンと親交のあるカール・レンツ牧師が同サイトに明かした。
ジャスティンは最近、当時14歳だったころに黒人差別語を言う映像が流出し、非難の的になっていた。レンツ牧師は、米ニューヨークにあるヒルソング教会の牧師で、同サイトに明かしたところによると、レンツ牧師は映像が流出する前の先月、ジャスティンに1週間にわたる聖書の集中講義を行ったという。また、ジャスティンは礼拝にも参加していた。
友人宅の浴槽で洗礼を受けたのは、誰にも邪魔されずに洗礼を受けるためだという。洗礼場所としてニューヨーク市内の様々な教会をあたったが、結局友人宅の浴槽が選ばれたという。
ジャスティンが洗礼を受ける場所を探していたことは、今年2月にも報じられていた。
米ニューヨーク・ポスト紙のサイト「Page Six」は今年2月、情報筋の話として、「ジャスティンと彼のチームは、洗礼、清めの儀式を受けられるプールがある場所を、土曜日にヒルソング教会と共に探していた。でも、その時はそのような場所は見つけられなかった」と伝えていた。
また、別の情報筋は「ジャスティンは、彼のキリスト教信仰に対して真剣で、最近の出来事のあと、彼には休息が必要だったんだ」と同サイトに語っていた。
ジャスティンはこれまで、「僕はクリスチャン。神を信じるし、僕の罪のためにイエスが十字架で死なれたことを信じている」(AP通信、2011年)などと語っており、幼児洗礼を受けたキリスト教徒だと思われていた。
ジャスティンとレンツ牧師は親交があり、昨年9月にヒルソング教会の礼拝に参加した際には、ジャスティンは「今朝、教会ですばらしい説教をしてくれたカール・レンツ牧師に愛を。あなたは最高だ。今日は泣き崩れたよ」とコメントしている。
レンツ牧師も今回の黒人差別映像が流出した際には、「現在を痛めるような人々の過去の失敗を見るのは嫌いだ。僕は、過去のビデオではなく、男である、男になろうとしているジャスティン・ビーバーを誇りに思う」などとコメントしている。
一方、問題となっている黒人差別映像については、約2カ月前、映像を所持していた男がジャスティンに対し、映像を流出させないかわりに100万ドル(約1億円)の支払いを求めていたことが伝えられている。