【CJC=東京】韓国カトリック教会ソウル大司教区長の廉洙政(ヨム・スジョン)枢機卿が5月21日、南北が経済協力事業を行う開城工業団地を訪問するため、北朝鮮へ向かった。同国の聯合ニュースが報じた。
廉枢機卿をはじめ神父6人とソウル教区関係者2人からなる訪朝団は午前6時20分ごろ、ソウル教区事務所を出発した。廉枢機卿は、訪朝目的などについては一切答えなかった。
ソウル教区関係者は「開城工業団地に入居中の韓国企業で働くカトリック信者に会い、教え導くための訪問」と説明している。
枢機卿の訪朝は初めて。廉枢機卿は平壌教区長代理を兼任している。