ローマ教皇フランシスコが1月31日発売の米ローリング・ストーン誌の表紙を飾った。音楽や政治、大衆文化を扱う隔週ポップカルチャー誌である同誌の表紙は、これまでミュージシャンや映画スター達が飾ってきたが、今回ローマ教皇として初めて登場した。
同誌は、米国人歌手のボブ・ディランが1964年にリリースした曲「時代は変わる(原題:The Times They Are a-Changin')」と掛けて、「教皇フランシスコ:時代は変わる(Pope Francis: The Times They Are A-Changin')」とタイトルを付け、「教皇フランシスコの紳士な革命」と教皇のリベラルな姿勢を評価している。
昨年3月に教皇に就任したフランシスコは、アルゼンチン出身の庶民派教皇として人気を集め、米タイム誌が選ぶ2013年の「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」にも選ばれている。
また、ローマ教皇庁の発表によると、昨年3月の就任から昨年末までにミサなどでバチカンを訪れた信者数は約662万人に上り、前教皇ベネディクト16世の在任時期の約230万人(2012年)を大きく上回り、その人気の高さを数値でも示している。