【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)は10月17日、教皇フランシスコが来年イスラエルを訪問する計画だと発表した。
教皇は同日、バチカンでパレスチナのマフムード・アッバス自治政府議長と会談した。アッバス議長が教皇にパレスチナ訪問を招請した。イスラエルのシモン・ペレス大統領は今年3月の教皇選挙の直後に、イスラエル訪問を招請している。
バチカン報道事務所のフェデリコ・ロンバルディ所長は、アッバス議長からの招請を受けて、「教皇の訪問計画を具体的に検討し始めることができる」とし、訪問は来年行われる可能性があると語った。
フランシスコ教皇のイスラエルとパレスチナ訪問が実現すれば、教皇訪問としてはパウロ2世とベネディクト16世に次ぐものとなる。
教皇とアッバス議長は17日の会談で、中東紛争、特にイスラエルとパレスチナの交渉再開について話し合った。