【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場の真ん中「和解の道」に作られた陸上トラックを10月20日、カトリック教徒たちが全力で駆け抜けた。AFP通信が報じた。
バチカン主催の「100メートル走と信仰」と題されたイベントで、教育的・文化的・精神的なスポーツの価値をたたえるのが目的という。
約5000人の信者が参加。この異例のイベントに、フランシスコ教皇もバルコニーから行った「お告げの祈り」で「カトリック信者がスピリチュアル・アスリートであることを思い出させてくれた」と参加者らを称賛した。
バチカン文化評議会によると、100メートル走はあくまで「祈りの場」であり、参加者には「世界に向けた信仰と希望のメッセージ」を携えて走らなければならないとのルールが課せられていた。