和泉糸子
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聖書をメガネに 童話「星のかけら」の著者・和泉糸子さんの思い出 宮村武夫
7月17日早朝、携帯に電話がありました。看護師である和泉糸子さんの次女からの「母が緊急入院しており、お祈りを願っています」とのメッセージでした。とても状態がよくないので、短くと強調されました。
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<あとがき>童話「星のかけら」連載を終えて 和泉糸子
もともと、本を読むのが苦手な孫のため、9歳の誕生日のプレゼントとして書き始めた童話です。最初の読者は家族だけでした。教会が遠くて、親も働いていてなかなか出席しにくい。教会学校の生徒も少なくなり、現実の教会では独りぼっちに近い。そういう子どもは孫だけではないでしょう。
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【童話】星のかけら(17・最終回)そして再会 和泉糸子
ノードは一人ぼっちの生活になれてしまいました。「私は生きている。アルム、ミムラ、生きているのか。返事をしてくれ」
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【童話】星のかけら(16)アドベンチャーに出発・その2 和泉糸子
翌日、カンサイさんと那美(なみ)さんは小人の3人組を連れておチカさんの所に行きました。民宿のおじさんが3人組を鉱山資料館(こうざんしりょうかん)に連れて行ってくれると約束してくれたので、別行動を取ることになりました。
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【童話】星のかけら(15)アドベンチャーに出発・その1 和泉糸子
夏休みになりました。3人組はアドベンチャーに出発しました。カンサイさんの教会で、ツリーハウスで一泊(ぱく)子どもキャンプが開かれるのに参加するため、都留(つる)を目指して特急かいじに無事乗車しました。
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【童話】星のかけら(14)アルムのなやみ・その3 和泉糸子
「常雄さんは私の親友です。だれも友達のいなかった私にとって、あの人はかけがえのない大事な人でした。それに、仲間のところに行けたのもあの人のおかげです。この家で子ども時代のぼくたちは兄弟みたいにしてすごしました」
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【童話】星のかけら(13)アルムのなやみ・その2 和泉糸子
ユキトはパソコンを開きました。誕生日のお祝いに中古のノートパソコンをもらってから、調べ物をするときはいつも自分のパソコンを使うことができるので、調べるのもうまくなっていました。
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【童話】星のかけら(12)アルムのなやみ・その1 和泉糸子
ああ、たいくつだなあ、テレビの録画したのを見ようかなと思っていたら、「ユキト、聞こえるかい、アルムだよ」という声がしました。「そばにだれかいる?」
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【童話】星のかけら(11)メルヘン美術館 和泉糸子
「月山満」という名前をパソコンに打ちこんだユキトは「メルヘンの画家・・・小人のいる庭」という言葉を見つけました。「月山満メルヘン美術館」という言葉も見つけました。パソコンの画面を印刷してもらうと、「あら、教会の近くなのね」とママが言いました。
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【童話】星のかけら(10)月山さんのプレゼント・その3 和泉糸子
3人組はこのノートをログハウスに持ち帰り、本だなから辞書を出して来て、一所けん命に読みました。むずかしい字も多く、何と書いてあるのか分からないような大人の字だったので、苦労して読みました。
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【童話】星のかけら(9)月山さんのプレゼント・その2 和泉糸子
3人はあきらめて、元の場所にもどり、机の上のノートを開きました。「このノートに書かれていることは本当のことだと思う人には本当のことです。でも、ただのお話だと思う人には、ただのお話になるかもしれません」と、1ページ目に書かれていました。
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【童話】星のかけら(8)月山さんのプレゼント・その1 和泉糸子
春休みになりました。もうすぐ4年生になると思うと、シュンスケは大人になるような気がしました。ワクワクするような、それでいてちょっとこまった感じもしていました。
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【童話】星のかけら(7)クリスマス・その3 和泉糸子
クリスマスイブの夕べになりました。少し暗くなると、外の大きな木につけたイルミネーションがキラキラかがやき出しました。昼の間お日さまの光をためたライトは、あたりが暗くなるとひとりでに光り出すのだそうです。
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【童話】星のかけら(6)クリスマス・その2 和泉糸子
「月山さん、塔の鐘がこわれてしまったので、取りかえたいのですが、手伝ってくれますか」。背の高い月山さんは、教会の塔のてっぺんに新しい鐘をつるしました。建築技師(けんちくぎし)の月山さんが、知り合いに頼んで作ってもらった鐘です。
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【童話】星のかけら(5)クリスマス・その1 和泉糸子
クリスマスが近づきました。ケンタはお父さんから月山さんがレインボー・ホームに入ったことを聞きました。ケンタのお父さんはこのホームでお年よりのお世話をする仕事をしています。
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【童話】星のかけら(4)冒険のはじまり・その4 和泉糸子
「あっ、イースターの卵だよ。教会のお庭にかくして卵さがしをやったのに、1つも見つからなかったんだ」「こんなところにあったなんて」。シュンスケとケンタは口ぐちに言いました。
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【童話】星のかけら(3)冒険のはじまり・その3 和泉糸子
「人の子たちよ」と、その不思議な人がよびかけました。その人は小人だったのです。お話の絵本に出てくるような曲がった鼻もしていませんし、赤黒い顔もしていません。白いひげも生えていません。
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【童話】星のかけら(2)冒険のはじまり・その2 和泉糸子
教会のお年よりが急に具合が悪くなって、もしかしたら亡(な)くなるかもしれないので、出かけるけれど、君たち3人だけで留守番しても大丈夫(だいじょうぶ)かと聞かれて、大丈夫、大丈夫と3人は答えたのです。
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【童話】星のかけら(1)冒険のはじまり・その1 和泉糸子
ある暑い夏の夜のことでした。ユキトはシュンスケとケンタといっしょに、留守番(るすばん)をすることになりました。ほんとは、その日おじさんの家にお泊(とま)りをして、もちろんおばさんもいて、子どもたちだけで夜をすごすなんていう予定じゃなかったのに。
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