稲垣久和
(いながき・ひさかず)
東京基督教大学特別教授。「みんなの品川をつくる会」共同代表。著書に、大澤真幸氏との対談である『キリスト教と近代の迷宮』(春秋社)『実践の公共哲学』(同)『「公共福祉」という試み』(中央法規出版)『宗教と公共哲学』(東京大学出版会)『国家・個人・宗教』(講談社現代新書)など。
東京基督教大学特別教授。「みんなの品川をつくる会」共同代表。著書に、大澤真幸氏との対談である『キリスト教と近代の迷宮』(春秋社)『実践の公共哲学』(同)『「公共福祉」という試み』(中央法規出版)『宗教と公共哲学』(東京大学出版会)『国家・個人・宗教』(講談社現代新書)など。
日本の権力行使の仕方は法的発想ではなく、情緒的かつ同調圧力といった独特の形でなされることが多かった。日本の新型コロナウイルスをめぐる対策も、まさにこのような独特の精神主義的な権力行使に囚われた、悪しき「日本的伝統」に沿ったやり方であった。