記事一覧
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【科学の本質を探る㊷】(最終回)科学の本質と限界 阿部正紀
最終の今回は、これまでに述べた「科学と宗教の闘争史観の撤回」「パラダイム論が明らかにした科学の本質」および「科学の未解決問題」を振り返って、科学の本質と限界を明らかにします。そして、進化論と創造論の関係を考察します。
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【科学の本質を探る㊶】生物進化論の未解決問題(その6)化学進化による生命の起源説 阿部正紀
前回は、生命現象の根底に存在する「情報」、およびパターン認識理論などの「理論」が、自然淘汰によって生み出されてきた、と進化論で想定されていることの問題点を明らかにしました。
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【科学の本質を探る㊵】生物進化論の未解決問題(その5)自然淘汰で「情報」と「理論」が作り出されるか
今回は、生命現象の根底に存在する「情報」、およびパターン認識理論などの「理論」が、自然淘汰によって生み出されてきた、と進化論で想定されていることの問題点を明らかにします。
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【科学の本質を探る㊴】生物進化論の未解決問題(その4)自然淘汰が持つ「創造的な力」 阿部正紀
今回は、現在の進化学では、突然変異は偶然に支配されているが、自然淘汰(とうた)はランダム(無秩序)な突然変異から生存と繁殖に有利な変異を選び出して進化を引き起こす創造的な力がある、と想定されていることを説明します。
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【科学の本質を探る㊳】生物進化論の未解決問題(その3)分子時計の問題点 阿部正紀
前回は、自然淘汰(とうた)説と中立進化説を組み合わせた現在の進化学が抱える問題点を明らかにしました。今回は、中立進化説と深く結び付いている「分子時計」について、進化学者が指摘している問題点を明らかにします。
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【科学の本質を探る㊲】生物進化論の未解決問題(その2)自然淘汰説と中立説を結合した現在の進化学の問題点 阿部正紀
前回は、DNA分子の進化を説明する中立説と、形態の進化を説明する自然淘汰(とうた)説を橋渡しできないことを説明しました。今回は、自然淘汰説と中立進化説を結合した現在の進化学について、進化学者が指摘している問題点を明らかにします。
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【科学の本質を探る㊱】生物進化論の未解決問題(その1)分子レベルの進化と形態レベルの進化の橋渡し 阿部正紀
今回から、現在の生物進化論に存在する未解決問題を取り上げます。進化論では、突然変異と自然淘汰(とうた)が進化の原動力とされていますが、20世紀後半にDNAの突然変異の大部分が、自然淘汰が働かない変異であることが見いだされました。
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【科学の本質を探る㉟】脳科学の未解決問題(その4)クオリアと意識の謎は解明できるか? 阿部正紀
前回は、チャーマーズが、物質でできた脳から主観的な心(意識)がどのように生じるかを説明できないことが最大の難問であると主張し、これを「意識のハードプロブレム」と呼んだことをお話ししました。
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【科学の本質を探る㉞】脳科学の未解決問題(その3)物質で作られた脳から心(意識)がどのようにして生じるか? 阿部正紀
前回は、心と身体(脳)が別々に存在すると考える「心身二元論」が西欧では公式見解とされて発展してきたことを説明し、20世紀末には、心と脳を不可分と考える心脳一元論が支配的となったことをお話ししました。
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【科学の本質を探る㉝】脳科学の未解決問題(その2)「心と脳」に関する「心脳二元論」の発展と問題点 阿部正紀
今回は、物質ではない心が、どうして物質からなる体(または脳)で生み出されるのかという「心身(心脳)問題」が古代ギリシャ時代以来どのように論じられてきたかを概説します。
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【科学の本質を探る㉜】脳科学の未解決問題(その1)疑問視される脳機能局在論 阿部正紀
今回から数回にわたり、現在の脳科学の分野の未解決問題、特に意識と脳に関する謎を探ります。問題を解決するためにいろいろな説が提起されていますが、定説(標準的なパラダイム)となるものがないことを明らかにします。
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【科学の本質を探る㉛】常識的な科学観を覆したパラダイム論(その2)批判されてもなお生き残るパラダイム 阿部正紀
今回は、パラダイム論が厳しく批判され、新たな理論がどのようにして生み出されるかについて議論百出していること、また、クーンが科学の合理性を否定していると誤って批判されたことをお話しします。
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【科学の本質を探る㉚】常識的な科学観を覆したパラダイム論(その1)科学を相対化する視点を与えた科学論 阿部正紀
今回は、1960年代に科学史家トーマス・クーンがパラダイム論を提唱して、科学を絶対視する常識的な科学観を打破し、科学を相対化する視点を与えたことを明らかにします。
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【科学の本質を探る㉙】中世暗黒説の崩壊と科学革命の提起 阿部正紀
歴史学者であったバターフィールドは、英国の歴史における「ホイッグ史観」を批判したことで知られています。彼は1940年代に、同様の批判を科学の歴史に対して行い、「科学史における中世暗黒説」を覆しました。
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【科学の本質を探る㉘】中世暗黒説の誕生と崩壊の端緒 阿部正紀
今回は、スコラ神学者ロジャー・ベーコンと哲学者・神学者フランシス・ベーコンが、キリスト教的世界観に基づいて「科学による自然の支配」を唱えたことを紹介します。
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【科学の本質を探る㉗】中世スコラ学者による近代科学への貢献(その3)数学を重んじる実験科学の方法論を樹立したスコラ神学者 阿部正紀
今回は、神学を探究したスコラ学者、すなわちスコラ神学者が、自然現象を数学で定式化し実験によって検証する実験科学の方法論を樹立して近代科学の成立に寄与したことを明らかにします。
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【科学の本質を探る㉖】中世スコラ学者による近代科学への貢献(その2)スコラ哲学を崩壊させ、哲学を神学から分離したスコラ学者 阿部正紀
今回は、スコラ学者が、スコラ哲学の欠陥を見抜いてスコラ哲学を崩壊させるとともに、哲学を神学から分離していったことによって、近代的な哲学と自然科学への道が備えられたことを明らかにします。
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【科学の本質を探る㉕】中世スコラ学者による近代科学への貢献(その1)哲学の自律性を確保し自然の探究を勧めたトマス・アクィナス 阿部正紀
前回は、古代の教父アウグスティヌスが、ギリシア哲学の二元論的な世界観に基づいて、神は法則を通して間接的に世界を支配すると唱えたことが、近代科学に特有の機械論的な自然観の萌芽となったことをお話ししました。
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【科学の本質を探る㉔】近代科学の基本理念に到達した古代の神学者(その2)最大の教父アウグスティヌスの思想 阿部正紀
今回は、最大の教父、アウグスティヌスが、ギリシャ哲学の二元論的な世界観に逆戻りさせるとともに、近代科学が成立する上で重要な役割を果たした思想を展開したことを明らかにします。
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【科学の本質を探る㉓】近代科学の基本理念に到達した古代の神学者(その1)アレクサンドリアの教父の思想 阿部正紀
実は、ガリレイ騒動より以前に、教父と呼ばれる古代の神学者によって、また中世のスコラ学者によって、キリスト教神学にギリシャ哲学を取り入れるか否かで論争が行われていました。
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