霊的に失われた状況は、神様から離れた状況のことを意味しているとウォレン氏はクリスマス礼拝を通じて「失われし者と見つけられし者-神様のクリスマスにおける救いの使命」と題した説教を通して説明した。
ウォレン氏は「私たちが失われた状態のとき、私たちは5つのことを失っている状態であると言えます。それは生活の方向性、神様のご加護、私たちの潜在能力、幸福、そして天国における私たちの家です。しかし救いであることは、私たちが霊的に失われた状態にあっても、神様の目から見た私たちの価値については失われてはいません。事実、失われたとき、失われたものの価値はより高まるものではないでしょうか。ルカの福音書15章1節から7節および8節から10節には、神様があなたを見つけるためにどんなことでもするたとえが書かれてあります。さらに11節から31節にかけては、失われた息子を見つけ、走り寄って彼を抱く父親としての神様のたとえが書かれてあります」と述べた。
パーパスドリブンライフ(人生を導く5つの目的)という著書がベストセラーとなったことでも有名なウォレン氏は、ヨハネの福音書3章16節「神は実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである」という御言葉を改めて強調した。
ルカの福音書15章に出てくる失われた羊、失われたコインそして失われた息子のたとえ話に共通している内容は、すべて一つのパーティについて話していることであるとし、「クリスマスは神様がどんなにあなたを愛し、どんなにあなたと再び関係を築きたいと思っておられるかを示すひとつの大きなパーティです」と説明した。
ウォレン氏は「努力することだけでは解決できない問題があるものですが、神様を信頼することによって解決することができるようになります。イエス様は人類の回復のためにこの地に来られました。コインを失った女性がコインを見つけたように、神様と共にいることで、失ったものを再発見することができます。それは喜びや称賛という人間性の回復も含まれています。そして息子に走り寄って抱き寄せた父親のように、神様はあなたをご自身に再び結び付けられます」と述べた。
ウォレン氏は「あなたが道を逸れてしまっているとき、あなた自身の道に捉われてしまっているのであって、神様があなたをそのようにさせたのではないことを知ることが必要です。だれも失われた者となりたいとは思いません。しかし自然の欲求に従って自ら道を逸れてしまっているということを自覚しなければなりません」と強調し、イザヤ書53章6節で「私たちはみな、羊のようにさまよい、おのおの、自分かってな道に向かって行った。しかし、主は、私たちのすべての咎を彼に負わせた」と書かれてあることを説明した。
そしてクリスマスはイエス・キリストが「失われた人を捜して救うために来られた日(ルカ19・10)」ことを再度認識することが大切であると述べた。