グラハム氏は自宅への帰宅許可が出されたのを受け、「ミッションホスピタルで入院加療中に世界中の人々の祈りや思いに支えられたことを感謝します。またミッションホスピタルの医師・スタッフの方々からすばらしい応対を受けたことにも感謝しています。自宅に帰ってクリスマスデコレーションのなされた我が家で家族と共に過ごせることを特に楽しみにしています」と述べた。
グラハム氏の担当医であるルシアン・ライス氏は同日「治療に対する良い結果が示されたことを嬉しく思います。今後の容態が継続的に改善されていくことができるように尽力します」と述べた。
グラハム氏は自宅でも担当医による治療を継続して受けて行き、最終的には今後数週間以内に通常の宣教活動に復帰できることを目指しているという。グラハム氏は退院後、入院加療中に感じた思いや対話、回想についてまとめたメッセージを基に、新たな書物を発表する予定もあり、それに向けて取り組んでいるという。
グラハム氏は10月に同氏にとって30冊目の著書となる「昇天を控えて-いのち、信仰、良き末路とは」を出版した。グラハム氏の担当医によると、グラハム氏の体調は日に日に改善しており、活動的になってきているという。
グラハム氏は米国の12人の歴代大統領への助言役を務めてきた。グラハム氏は「神様はそれぞれの個々人を生かし続けて下さるのに特別な意味を持たれています。全ての人々は、年齢に関わらず、主が生かしてくださっている本当の目的を見つけようとするべきであり、主の御心にどのように合わせて行くことができるかを考えていかなければなりません」と述べている。