東京神学大学図書館(東京都三鷹市)はこのほど、所蔵図書の検索システム「OPAC」(オパック、Online Public Access Catalog)をインターネット上で公開した。これにより、インターネットが使える環境であれば制限なく同館所蔵の図書を自由に検索できる。携帯電話にも対応している。
公開されたのはパソコン用の「Web OPAC」(http://opac.tuts.ac.jp/webopac)と、携帯電話用の「モバイル OPAC」(http://opac.tuts.ac.jp/mobileopac)。同大の教員、学生は指定のログインIDとパスワードを入力することで、図書検索以外にも予約依頼や他大学の所蔵文献複写依頼などを利用できる。
同館の芳賀力館長は、今回のOPAC公開により、キリスト教神学専門の研究機関として所蔵している膨大な専門書をさらに広く開放できるとし、同館ウェブサイトに掲載したあいさつで、「今後はさらにこの知的資材を広く開放し、研究の促進に貢献したいと願っています」と期待を示した。
一方、今回のOPAC公開に伴い、同館ウェブサイトのアドレスが、http://www.tuts.ac.jp/toshokan に変更された。