旧約聖書学者の関根清三氏(74)が、2024年秋の叙勲で瑞宝重光章を受章した。
関根氏は旧約聖書学のほか倫理学が専門で、現在東京大学名誉教授、聖学院大学大学院特命教授。22年には解釈学的方法論で旧約聖書を読み解き、画期的な業績を残したとして、文化功労者に選ばれている。父は岩波文庫版聖書の旧約聖書の翻訳(関根訳)で知られる関根正雄氏。
瑞宝章は日本の勲章の一つで、国や公共に対し功労のある個人に授与される。関根氏は教育・研究分野における功労で選ばれた。全6等級あり、瑞宝重光章は2等級。
キリスト教関係ではこの他、北星学園大学元学長で名誉教授の田村信一氏(76)と東京女子大学前学長の茂里(もり)一紘氏(79)が、3等級の瑞宝中綬章を受章するなどした。