「あなたの息子は直っています。」その人はイエスが言われたことばを信じて、帰途についた。(ヨハネ4:50)
聖書にある「福音」とは「救い・癒やし・解放」です。人は誰でも、大切な家族を失いそうになるほどの困難な状況にあるとき、なりふり構わず神に願います。ここでは、ローマ人が死にかけている息子を癒やしてほしいと、異教徒であるにもかかわらず、遠方からはるばる来て、イエスに願いました。その熱心な信仰を見て、イエスは彼の息子を癒やし、その結果、彼と家族は信仰を持ち、救われました。
「神にとって不可能なことは一つもありません」(ルカ1:37)。信仰が試された結果、神の奇跡を体験しました。それが証しとなり、彼と家族が救われたのです。奇跡が起こるのは、神の栄光が現されるためです。ですから私たちは、願いがかなったら神に感謝し、神に栄光をお返しします。
イエスは神であられ、天から地上に来られました。その目的は人類救済であり、神の「福音」を伝えるためです。その「福音」が今、私たちのところまで来たのです。
「福音」とは――① イエスが私たちの罪を負って十字架で死に、② 3日目に死からよみがえり、③ イエスを信じる者は罪が赦(ゆる)され、④ 救いの保証である聖霊が与えられ、⑤ 神の力と特権を受けて神の子どもになり、⑥ 祈りがかなえられ、日々を平安で過ごし、⑦ 死後、御国に入る――これが、神から私たちに与えられた約束です。
私たちの最終目的は、死後、御国に入ることです。
◇