アジアのリバイバリストの育成を目指す神学校「アウェイクニング・アジア・スクール・オブ・ミニストリー」(AASM、東京都台東区)の神学生ら17人のチームが、6日から15日にかけて、年に1度の海外宣教旅行として香港を訪れた。
神学生らは、現地教会の礼拝や、YMCAが運営する中学校の授業に参加してメッセージを伝えたほか、現地のユースグループと協力して実践的な伝道訓練を実施。その結果、10日間で80人以上がイエス・キリストを信じ、救いに導かれた。
AASMは昨年9月、「神との個人的で親密な関係と、福音に根差した聖書的な土台を築き、世に光をもたらすクリスチャンリーダーを育て上げ、世に送り出すこと」をビジョンに掲げて開校した。国内外の多彩な講師を迎えて行う8カ月間のカリキュラムでは、毎月1回、東京都内を中心に数日間の国内宣教旅行も行っている。また、年に1度はカリキュラムの一環として海外宣教旅行にも出向くことになっており、今年は宣教地として香港が選ばれた。
今回は、日本人の神学生8人、海外出身の神学生3人、宣教師4人、そして、AASMを運営する「アウェイクニング・アジア」の責任者で、2019年から「アウェイクニング東京」を開拓・牧会している森下将光・エスター牧師夫妻の計17人のチームで向かった。
YMCAが運営する中学校は、キリスト教主義を掲げているものの、生徒の大半はノンクリスチャン。AASMのチームは期間中、45分間の授業を計8回担当し、その中で60人以上の生徒がイエス・キリストを信じる決心に導かれた。短期間で多くの救いが起こされたことから、中学校の教師や現地教会の牧師たちも驚き、「こんなことが香港で起こったことは今まで一度も聞いたことがない」と話したという。
この他、芸能界で活躍するクリスチャンアーティストのコミュニティーにも招待され、神がアジアで「魂の大収穫」を起こすという、アウェイクニング・アジアが受けているビジョンを共有。預言や祈りをもって励まし合い、共に神を賛美する時間を持った。
AASMの第1期は4月で終了するが、第2期の募集は既に始まっている。第2期は8月から来年3月までの予定。3日間の体験入学や早期割引制などもあり、詳細はホームページを。