ただ、自分の敵を愛しなさい。・・・あなたがたの天の父があわれみ深いように、あなたがたも、あわれみ深くしなさい。さばいてはいけません。そうすれば、自分もさばかれません。人を罪に定めてはいけません。そうすれば、自分も罪に定められません。赦(ゆる)しなさい。そうすれば、自分も赦されます。与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。人々は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでしょう。あなたがたは、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからです。(ルカ6:35~38)
「信仰の新時代宣言!」をテーマに「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました」(2コリント5:17)の御言葉を頂いてスタートした2024年も、1カ月が過ぎました。世の中の暗く重い閉塞感や、ストレスの多い雰囲気に影響を受けて、不幸や試練を呼び込まないようにしましょう。
まずは、私たちの心が守られ、愛と感謝があふれ、心が元気でいられるように祈りましょう。世の中がどんなに停滞していようと、救い主イエス様が共にいてくださるなら、無から有を生みだし、私たちの人生の新しいページを開いてくださいます。「信仰の新時代」を実現するために①夢や願い、②決断、③行動、④継続、⑤祈り抜くことを実践しましょう。
ルカの福音書6章38節の後半で「人は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれる」とあるように、恵みが押しつけ、揺すり入れられるような日々を体験しようではありませんか。「新時代到来!」と言えるように、豊かな神様の祝福の中を歩みたいのです。
私たちイエス様を信じて生きる者は、イエス様の素晴らしい福音の恵みに触れることができ、私たちの人生は変えられます。周りの人たちに変わりなさいと言いながら、自分自身が変わるつもりがないのでは、本当の恵みを頂くことはできません。神様を信じている私たちが、神様の御心に適うように真っ先に変わることです。
恵みを豊かに頂くための秘訣を3つ確認しておきましょう。
1. 信仰による自分自身の変化
神様を信じて生きるなら、誰が見ても分かるような劇的な変化が起こります。イエス様は「自分の敵を愛しなさい」(35節)と語っています。罪深い私たちにとって簡単なことではありませんが、イエス様は、私たちに変わることのできる可能性があるから「敵を愛しなさい」と目標を示されたのです。
実際、イスラエルと戦争状態にあるガザ地区では、民族同士の確執を乗り越えて負の連鎖を止めようと活動しているメトロの兄弟たちがいます。イエス様と歩むなら、神様からの品性が与えられ、敵さえも愛することができるほど劇的変化が起こるから感謝です。
2. 新しい人間関係の実現!
私たちが変われば、新しい人間関係ができます。「さばいてはいけません」「人を罪に定めてはいけません」(37節)とあります。誰かが罪を犯したり、失敗をしたとき、その人を一斉に糾弾してしまうようでは、神の国につながる新しい人間関係はできません。世の中の歩調とは違った新しい人間関係の原則が与えられていることを感謝しましょう。
3. 一歩踏み込んだ新しい行動習慣
人からしてもらうことが好きな私たちに「与えなさい」(38節)と言われます。与える行動習慣を身に付けましょう。恵みを分かち合って、イエス様に倣う者になりたいと思います。
心の中に、これ以上親切にできない、優しくできないという一線があるかもしれません。しかし、それを一歩でも半歩でも乗り越えたときに、新しい行動習慣があなたに新時代を開く霊的条件を整えてくれます。自分自身を造り変えていただき、成長できるよう祈ってまいりましょう。
◇