そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい。(ローマ12:1、2)
今年のお正月は、元日の能登半島地震、1月2日の羽田空港飛行機火災と、重苦しいスタートとなりました。私たちは世の中の悪い流れに巻き込まれ、不安に陥るのではなく、信仰を働かせて、世の光、地の塩として用いられましょう。私たちは、世の中の流れに身を任すのではなく、新しい自分や新しい生活、新しい時代の到来を体験したいのです。
今年の聖句を確認しておきましょう。「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました」(2コリント5:17)。私たち社会全体に課せられている大きな課題は、コロナからの脱却です。そのために、天地宇宙を造り、命をお与えくださった神様からの新しい恵みを体験し、自ら新時代を造り上げていきましょう。①夢の実現に向けて祈り、②信仰による決断をし、③行動し、④継続し、⑤祈り続けて諦めない。この5つのポイントを実行すると、私たちの新時代は動き始めます。
今日お開きした箇所には、クリスチャンの生活についての勧めが記されています。3つのポイントを確認しましょう。
1. 変わることの恵み!
なぜパウロは心の一新によって自分を変えなさいと語っているのでしょうか。それは、私たち人間は変わることができるからです。神様が与えてくださる恵みには、日々の糧や経済の祝福、病気の癒やしなどさまざまあります。ただ、それだけではなく、頑固で変わりにくい自分でも変わることのできる恵みも与えられているのです。
イエス・キリストを信じ、神の前に祈るとき、自分を欠点だらけの罪人と認めることができます。しかしそんな罪人でも、神様の救いを頂くときに変わることができるのです。
2. 変えられた姿を思い描こう!
変えられたいと願うとき、変えられた自分の姿を思い描くことが大切です。パウロは、神の御心は何か、何が善で神に喜ばれるかをわきまえ知るべきだと語っています。あなたの中で、神様に喜ばれることは何でしょうか。
それは聖人君子のようになることや、宗教的な行いのことではなく、生身の私たちができることです。皆さんがお子さんやお孫さんの幸福を祈ることや、教会のお花を手入れしたり、お掃除したりするなど、人や神様のことを思ってする数々の奉仕は、神様に喜ばれる善いことです。もう一度、コロナ前に祈っていた夢や目標を思い起こし、変えられた姿を思い描いてみましょう。
3. 変わるための祈りと行動!
夢をただ思い描いて終わるのでなく、実際に変わるために祈り、行動していきましょう。九州福音センターでは、趣味を兼ねた登山部が誕生し、この1年半の間に100カ所の山に登り、頂上に木の十字架を立て、この地域にリバイバルが実現するようにと祈っています。東京福音センターの姉妹は、みんなが元気であるようにと、エクササイズを始めてくれました。
このように、あなたに与えられている賜物が引き出されるように祈りましょう。また、癒やしの祈りについても、健康が与えられるように、そして、与えられた元気を神様の愛を伝えるために用いたいですと祈り求めていきましょう。
新しい自分に変わることの恵みを感謝し、前進していこうではありませんか。
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