さて、祭りの終わりの大いなる日に、イエスは立って、大声で言われた。「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。わたしを信じる者は、聖書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる。」これは、イエスを信じる者が後になってから受ける御霊のことを言われたのである。イエスはまだ栄光を受けておられなかったので、御霊はまだ注がれていなかったからである。(ヨハネ7:37~39)
生命の営みはリアルで、時に一筋縄ではいかない、厳しいことも起こります。しかし、そのようなつらいことは無価値である、とは言い切れません。そのような中でも、神様が働かれることを体験することができます。詩篇には「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれで神のおきてを学びました」とあります。私たちも試練や困難など、全ての体験を通して、全てをイエス様に委ね、神の子どもとして歩んでいくと、私たちの心は「生ける水の流れ出る」心に変えていただけるのです! この約束の恵みを頂きましょう。
今年は「信仰の新時代宣言」とテーマを掲げています。その「新時代」を宣言するために、それにそぐわない厄介な心を引きずったまま生きることがないようにしましょう。創世記から4つの心について注意したいと思います。
まず、11章4節。バベルの塔の物語です。これは、高ぶり、わがままで身勝手に思う心。2つ目は、6章5節のノアの大洪水の時のこと。いつも悪や罪に傾斜する心。3つ目は4章7節のカインの人類最初の殺人の物語。人と自分を比較していら立つ心。最後に3章4節の悪魔の蛇の言葉。神の言葉を疑う不信仰な心です。
私たちにはこれらの傾向があることを認め、今日の聖書箇所から「新時代宣言」にふさわしい神の恵みを頂ける心の状態に整えましょう。「生ける水の川」が流れ出る心とはどのような心か、4つのポイントから学びます。
1. 主キリストを信じていつも結び付いている心!
クリスチャンの信仰は、イエス様との個人的なつながりです。どれだけ聖書を勉強し、どれだけ悟ったかではなく、イエス様につながっているかどうかです。イエス様のもとに、イエス様を信じるところに神様の恵みがあります。イエス様につながりましょう。
2. 聖書の言葉をしっかりと信じている心!
神様の言葉は、聖書の言葉として私たちに語られています。聖書に書かれている言葉はその通り実現します。その聖書の言葉を信じましょう。神様の言葉から離れず、御言葉に立ち、御言葉を土台としていきましょう。日々の聖書通読の習慣はその助けとなってくれます。
3. 聖霊の働きの豊かさを受け入れている心!
ここに「後になって受ける御霊のこと」と書かれていることから、人の心の奥底から生ける水の川が流れ出るようになるのは、聖霊の注ぎが起こってからだということが分かります。この時は、まだそれが起きていませんでした。しかし、すでに聖霊の注ぎは起こっているのですから、聖霊の働きを受け入れるなら、神の霊が働き、その力を受け取ることができます。神のしるし、不思議、力ある業、時には奇跡までもが起きると信じて前進しましょう!
4. 神の恵みの当事者としての心!
イエス・キリストの言葉を聞く人は誰でも恵みを頂くことができます。あなたもその当事者として恵みを頂くべきです。罪赦(ゆる)されましょう。癒やされましょう。聖霊に満たされましょう。
これら4つの心の状態に整え、主の御前に立つならば、神のいのちの泉が開かれて、生ける水の川があなたの内から流れ出るようになります。
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