3年前に天に召されたインドの伝道者サドゥ・チェラッパの驚くべき証しの続きだ。以下は、インタビューに答えた彼自身の言葉だ。(前回はこちら)
*
奇跡的に食べ物が与えられ、それを食べ終えると、私たちは考えました。「これは一体誰が持ってきたのだろう」。すると妻が言いました。「きっと天使じゃないかしら」。それで私たちは、容器を保管することにしたのです。食料を持ってきてくれたのが本当に天使なら、容器を取りに来るとき、私たちは天使の姿を見られるかもしれないと思ったからです。私たちは大いに期待して見守っていましたが、結局、天使は現れませんでした。
翌朝早く、2人の男性が私たちの家に来ました。一人は顔見知りの兄弟で、もう一人は知らない兄弟でした。この兄弟は、昨晩の食品の容器を取りに来たのです。私は彼らに尋ねました。「昨夜遅くにこれらの容器を持ってきてくれたのは、あなたたちだったのですか」。実は、2人のうちの見知らぬ方の兄弟は、昨夜自宅で婚約式を行う予定だったのですが、残念ながら人々は来なかったのです。彼は準備した食べ物を無駄にしたくなかったので、私の家族が飢えていることを顔見知りの兄弟から聞いた彼は、私たちの家に食べ物を持ってきてくれたのです。
2人の兄弟は私たちのために祈り、食品の容器を持って帰りました。妻は私に尋ねて言いました。「昨晩はこの兄弟たちに食事をもらったけれど、明日の朝食や昼食はどうするの」。飢餓にある私たちを神は助けてくださいました。神は忠実なお方です。これからも決して私たちを見捨てることはありません。私と妻は信仰に立つ決意をしました。
すると午前10時ごろ、郵便配達員がドアをノックして言ったのです。「あなた宛てに郵便為替が届いていますよ」。私はサインをしてそれを受け取りました。なんとそれは400ルピーだったのです! これは北インドの教会から私たちに宛てた愛のこもったプレゼントでした。私はそのお金を持って近くの小間物屋に行きました。借金やツケをせずに家族のために買い物できたのは、これが初めてのことでした。それで私は主に約束したのです。「主よ、私は今後二度と他人からお金を借りることはしません」。その時から今日に至るまで、その約束は守られています。私たちは他人にお金を与えるだけで、決して借金をしなくなったのです。神は、ご自身がどれほど忠実なのかを私たちに示してくださいました。(次回に続く)
■ インドの宗教人口
ヒンズー 74・3%
プロテスタント 3・6%
カトリック 1・6%
英国教会 0・2%
イスラム 14・3%
◇