数々の答えられた祈りを覚え、これを記念する世界的なモニュメントが、英国で建設中だ。
このモニュメント「答えられた祈りの永遠の壁」は100万個のインタラクティブなレンガで作られている。この壁は10キロ離れた場所からも見ることができる。主催者は人々に、このモニュメントに刻むための証しを送るよう求めている。
プロジェクトの構想者であるリチャード・ギャンブル氏は、答えられた祈りによって神が今もなお働かれ、傷ついた心を癒やしておられることを世界に思い起こさせる記念碑を建てるという大胆な目標を、19年間追い求めてきた。
高さ50メートルを超えるこの壁は、巨大な無限ループを模したもので、バーミンガムのコールシルに展示される。この国のランドマークの100万個のレンガは、答えられた祈りにリンクしている。人々がこのレンガに自分のスマートフォンを向けるとき、そのスマートフォンは、それぞれのレンガの中にある希望の物語を教えてくれるのだ。
20年にわたる計画を経て、ギャンブル氏は2026年の運用開始を目指している。彼は「資金を調達し、計画許可も得ました。一番難しいのは、キリスト信者たちに5分の時間を割いてもらい、神がなしてくださったことを話してもらうことです。どうか、祈りが答えられた体験談があれば、それを分かち合ってください。あなたの希望の体験談が、次の人の躍進の足がかりになるのですから」と述べた。
私たちは、求めることこそ多かれど、どれほど恵みを受けてきたのかを忘れがちだ。とりわけ試練の中にいると、感謝よりも愚痴が多くなる。
ダビデは次のように言った。「わがたましいよ。主をほめたたえよ。私のうちにあるすべてのものよ。聖なる御名をほめたたえよ。わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな」(詩篇103:1、2)
彼は多くの困難を経験したが、神の恵みはどのような時にも彼を裏切ることはなかった。人生の歩みを振り返るとき、そこには恵みの足跡しかなかったのだ。
英国で進行中のプロジェクトは、神がご自身を慕い求める者に、いかに真実かつ忠実であったのかをたたえ、記念する素晴らしいものだ。忠実なる神を証しする高くそびえる永遠の壁が、英国から世界に向かって真実の神をあがめるものとして豊かに用いられるように祈ろう。
世界中から、答えられた祈りの証しが続々と届き、このモニュメントと証しの物語が、人々が神を信じるための道標として用いられるように祈っていただきたい。
■ 英国の宗教人口
英国教会 36・2%
プロテスタント 8・3%
カトリック 8・6%
無神論 34・5%
正教 1・1%
ユダヤ教 0・4%