カリブの小国グレナダでのコロナの影響は、数年前の壊滅的なハリケーン「イワン」や「エミリー」と同じくらい強く感じられたという。
これらのハリケーンは、グレナダの建物の90パーセントを破壊し、農業と観光業は事実上全滅した。両部門は再建されたが、対外債務は莫大(ばくだい)なものとなった。この債務の一部は再編されたが、長期的な解決策はまだない。
コロナの世界的なまん延は、グレナダが大きく依存している観光産業に壊滅的な打撃を与えた。同国の現在の課題に対する持続的な解決策は、債務の再編ではなく債務の減却および免除だ。
同国再建のために、教会が希望を語り、人々が神に信頼を置くことができるように祈っていただきたい。
■ グレナダの宗教人口
プロテスタント 29・3%
カトリック 53・7%
聖公会 13・6%
無宗教 3・5%
土着 1・6%