カナダのバンクーバーにあるエマニュエル・イラン人教会で、130人ものイラン人が1日のうちに洗礼を受けた。エマニュエル教会牧師のアラシュ氏はこう説明する。
「今イラン人の間で、霊的なリバイバルが起きているのです。その一方で、ほとんどのイラン人は、40年以上にもわたるイスラム教支配にうんざりしています。原理主義のもとで、国民には平和も幸福も未来への希望もありません。自分たちが受け継いできた宗教にうんざりしているのです」
「他方、イラン人は神を必要とする人々でもあります。私たちには、霊的な概念と深く融合した文学と文化の宝があります。ですが、ほとんどのイラン人の心にはむなしさがあり、真の神を探し求めています。イエスは私たちの文学の中で最も尊敬される人物の一人であり、イラン人が聖書に従ってイエスを知ると、彼らはイエスを受け入れるのです」
130人の洗礼式には3時間を要した。彼らは12週間の洗礼準備コースを終えて、そこに至ったのだ。「揺るがぬ確信とともに、心の準備ができたと感じたら洗礼を受けるのです」とアラシュ牧師は付け加えた。
130人に洗礼を授けるために、地元のバプテスト教会がこれに協力して、集団洗礼のために建物と洗礼槽を提供してくれたのだ。
シーア派イスラムの盟主イランでは、国内外を問わずリバイバルが継続している。国内と国外で起きている霊的目覚めが互いに刺激し合い、イスラム原理主義のイランの体制が転換するほどの津波になるように祈ろう。宗教迫害や政治亡命などの理由から、カナダなどの外国の地で過ごすイラン人がますます救いの恵みに預かるよう祈っていただきたい。
■ カナダの宗教人口
プロテスタント 10・14%
カトリック 40・9%
イスラム 2・9%