2021年2月のクーデター以来、ミャンマーでは混乱が続いており、国境を越えて逃れてくる難民が後を絶たない。軍事政権による暴力の激化により、故郷のミャンマーを追われた数百万人の人々に届こうと、キリスト教団体が希望と支援を提供している。
軍事政権の攻撃は、逮捕や殺害、村への空爆まで、非道の限りを尽くしている。多くの人々が、危険から逃れるために全てを捨てて、タイなどの近隣諸国に逃げなければならない。
フリー・ビルマ・レンジャーのようなキリスト教組織が、国際的な人道支援団体の手が届かない地域の人々に必要な援助や物資を提供している。これらのキリスト者は、希望をもたらすために人々の間に立ち、仕えている。彼らはひどい現実にもかかわらず、主イエスがまだ御座におられ、この世では決して見いだすことのできない平和と自由を与えてくださることを人々に思い出させるために、今日も、全てを失った人々の中に立つ。
ミャンマーの軍事政権が暴力の行使をやめて平和が訪れ、タイなどの近隣諸国に逃れた難民たちが速やかに祖国の故郷に帰れるよう祈ろう。フリー・ビルマ・レンジャーのようなキリスト教団体が、人々に仕え、人々にキリストを指し示すことができるよう祈っていただきたい。
■ タイの宗教人口
仏教 93・4%
カトリック 0・5%
プロテスタント 0・6%
イスラム 5・4%