「阪神宗教者の会」は、1月27日(金)午後5時〜6時半に、オンライン会議システム「ZOOM(ズーム)」を用いて1月の例会を開催する。話し手は、神戸国際大学元学長で日本聖公会の司祭である遠藤雅己(まさき)氏。「平和研究と信仰」を主題に語る。参加無料。
遠藤氏は1953年静岡県生まれ。学習院大学法学部卒業、東京大学大学院中退。防衛庁(現防衛省)に入庁し、米国防大学に派遣される。退庁後、米ジョンズ・ホプキンス大学で博士号(国際関係論)取得。明治学院大学講師。聖公会神学院卒業後、執事按手(あんしゅ)。フィリピン派遣宣教師となり、同国のアジア・トリニテー大学准教授、サント・トマス大学で博士号(哲学)取得。神戸国際大学学長。司祭叙階。現在、同大教授、神戸聖ペテロ教会牧師。
阪神宗教者の会は東日本大震災後、キリスト教の牧師、仏教の住職、神道の禰宣(ねぎ)の3人によって始められ、宗教者の視点で震災後の復旧・復興・再建について意見交換をしている。毎月第4金曜日には例会を開催し、さまざまなテーマの話し手を招き、学びと意見交換の時を持っている。1月の例会については、次のように述べ参加を呼びかけている。
「宗教2世・3世の苦悩が報道で取り上げられています。宗教の持つ負の部分に対する厳しい視線が日本列島を覆っています。そのことを真摯(しんし)に受け止め、悔い改めるべき体質について反省することも必要です。宗教への逆風が吹きすさぶ今日こそ、宗教者が地道に取り組んでいる平和への歩みを聖職者のみならず、無宗教の人たちとも一緒に検証していきたいと願っています」
例会の参加希望者は、同会までメール([email protected])で申し込みを。